イソトレチノインは何ヶ月飲む?やめたら再発する?期間と終わり方を医師が解説

2026.09.06  
イソトレチノインは何ヶ月飲むか、やめたら再発するかを医師が解説

「もうきれいになったので、そろそろやめてもいいですよね?」
治療が3〜4ヶ月目に入ったころ、ほぼ必ずと言っていいほどいただく質問です。

お気持ちはよく分かります。鏡を見て変化がはっきり分かる時期ですし、毎日飲むのも、乾燥に耐えるのも楽ではありません。

ただ、この薬でいちばんもったいないのが、まさにこのタイミングでやめてしまうことなのです。理由をご説明します。

目次

結論:目安は6ヶ月。ただし「期間」より「合計量」

目安としてお伝えしているのは6ヶ月(約24週間)です。ただ、これはあくまで目安で、カレンダーで決まるものではありません。

実際に見ているのは、体重あたり、合計でどれだけの量を飲んだかです。ここが他の薬とだいぶ違うところで、最初に戸惑われる方が多い部分でもあります。

たとえば同じ6ヶ月でも、10mgを6ヶ月飲んだ方と、40mgを6ヶ月飲んだ方では、合計量が4倍違います。体重が重い方ほど、必要な合計量も多くなります。「6ヶ月飲んだから終わり」ではなく、必要な量に届いたかどうかで判断します。

よくある誤解実際
終わりの決め方6ヶ月たったら終わり必要な合計量に届いたかで判断
きれいになったらもうやめてよいそこからさらに2ヶ月ほど続ける
量の考え方少なめを長く飲めば同じ合計量が足りなければ再発しやすい
飲み忘れ気にしなくてよいその分、期間が延びると考える
イソトレチノイン6ヶ月の流れ。3〜4ヶ月目で改善がはっきりしてやめたくなるが、そこからの2ヶ月が再発を防ぐ期間であることを示す図

治療の流れ——6ヶ月で何が起きるか

時期肌の状態この時期のポイント
1〜2ヶ月目一時的に悪化することがあるここでやめる方が多い。多くは好転反応
2〜3ヶ月目新しいニキビが減り始める乾燥がつらい時期。保湿で乗り切る
3〜4ヶ月目はっきり改善を実感「もう治った」と感じてやめたくなる時期
4〜6ヶ月目ほぼ落ち着いた状態が続く再発を防ぐための大事な期間
終了後乾燥が数週間〜1ヶ月で戻る肌の状態は維持されることが多い

とくにお伝えしておきたいのが3〜4ヶ月目です。

この時期、肌はかなり良くなります。だからこそ「もう十分では」と感じます。ただ、ここでやめた方の再発率が高いことは、はっきりしています。

私はこの期間を「治った後の2ヶ月」ではなく、「再発しないようにするための2ヶ月」とお伝えするようにしています。目的が違うのだと思っていただくと、続けやすいかもしれません。

やめたら再発しますか?

必要な量を飲みきった方の多くは、良い状態が続きます。

ただ、「絶対に再発しない」と言い切れる治療ではありません。そう書いてあるサイトを見かけたら、少し慎重に読んでいただいたほうがよいと思います。再発するかどうかを大きく分けるのは、やはり合計量が足りていたかどうかです。

再発しやすいのはこんなケース

途中でやめた(副作用がつらい、良くなったから、など)
用量が少なすぎた(自己判断や個人輸入で多い)
飲み忘れが多く、実際の合計量が足りていない
・もともと症状が重かった
・若い年代(今後の体の変化の影響を受けやすい)

もし再発したら、もう一度できますか?

可能です。1クール終えたあと、一定の期間をあけてから2クール目を検討することがあります。ただし、1クール目をしっかり飲みきっているかで、2クール目の必要性は大きく変わります。まずは1クール目を最後まで進めることをおすすめします。

「1ヶ月だけ試したい」という方へ

「イソトレチノイン 一ヶ月だけ」——このように検索される方が実際にいらっしゃいます。

試してから決めたい、というお気持ちは自然だと思います。ただ正直に申し上げると、1ヶ月で区切るのは、いちばん報われにくい形です。

なぜ1ヶ月では足りないのか

1ヶ月目というのは、まだ効果が出る前か、むしろ一時的に悪化している時期にあたります。つまり、つらさだけを味わって、良いところは何も見ないまま終わることになりがちです。

「試したけど効かなかった」という印象だけが残ってしまうのは、いちばんもったいない終わり方だと思っています。

それでも試してみたい場合

「1ヶ月分から始める」こと自体は問題ありません。当院でも1ヶ月分からご用意しています。大切なのは「1ヶ月で終わりにする」のではなく「1ヶ月で体に合うかを確かめる」という位置づけにすることです。副作用の出方を見て、続けられそうなら継続する。この進め方をおすすめします。

「あと何ヶ月続ければいいか」は診察でお答えできます。やめるか迷っている段階のご相談も歓迎です。自己判断でやめてしまう前に、一度お聞かせください。

・来院不要、スキマ時間でオンライン診察
・診察代・送料0円、費用はお薬代のみ
・医師が体重・症状に合わせて用量を調整
・1ヶ月分から始められます

途中でやめたくなったときの選択肢

副作用がつらいとき、「やめる」の前にできることがいくつもあります。

ところが、それを知らないまま自己判断でやめてしまう方が本当に多い。これは個人輸入で始めた方に限らず、当院で処方した方でも起こります。連絡しづらかった、と後からうかがうこともあります。遠慮していただく必要はまったくありません。

状況やめる前にできること
乾燥がつらい保湿を強化。改善しなければ用量を下げる
日常生活に支障がある一時的に休薬して、落ち着いたら再開
血液の数値が上がった減量して経過をみる
気分の変化があるいったん中止してご相談ください
忙しくて続けられない用量を下げて期間を延ばす形に変更

用量を下げて期間を延ばしても、合計量が同じなら結果は近づきます。「つらいから終わり」ではなく、「どうすれば飲みきれるか」を一緒に考えさせてください。

やめてしまった後でも、再開できます

自己判断でやめてしまった方も、これまでの服用は無駄になりません。いつ・どのくらいの量を・何ヶ月飲んだかが分かれば、続きから組み立て直せます。

飲み終わったあとのこと

乾燥はいつ戻る?

服用をやめると、数週間から1ヶ月ほどで皮脂の分泌が戻り、乾燥は解消していきます。血液の数値も戻ることがほとんどです。

終了後に気をつけること

妊娠を希望する方は、避妊期間が終わるまで待つ詳しくはこちら
脱毛やレーザー治療は、しばらく間をあける
献血は一定期間できません
・日焼け止めは続けたほうが、ニキビ跡が残りにくくなります

終わったあとのケア

イソトレチノインでニキビが落ち着いたあと、肌の質を整えるケアに移行する方もいます。再発の兆しが出た場合も、早めにご相談いただければ対応の幅が広がります。

よくある質問

Q. 何ヶ月飲めば終わりですか?

目安は6ヶ月ですが、体重と用量で変わります。「必要な合計量に届いたか」で判断しますので、診察でお伝えします。

Q. きれいになったので、もうやめてもいいですか?

そこからさらに2ヶ月ほど続けることをおすすめします。見た目が良くなった時点でやめると、再発しやすくなります。「もったいない」と感じる時期こそ、いちばん大事な期間です。

Q. 飲み忘れた日があります。どうすればいいですか?

1回や2回であれば大きな問題にはなりません。気づいた時点で通常どおり再開してください。まとめて飲むことは絶対に避けてください。飲み忘れが多い場合は、その分だけ期間が延びるとお考えください。

Q. 1ヶ月だけ飲んでやめたら、意味がないですか?

効果としては不十分ですが、「体に合うかを確かめられた」という意味はあります。その経験をもとに、続けるかどうかを判断していただければと思います。

Q. 再発したら、また同じ量を飲むのですか?

前回の服用量と期間によって変わります。1クール目をしっかり飲みきっている場合、2クール目は軽い量で済むこともあります。前回の記録をお知らせください。

Q. 一生飲み続ける必要がありますか?

いいえ。イソトレチノインは期間を区切って終わらせることを目指す薬です。多くの方は1クールで終了します。ずっと飲み続ける治療ではありません。

まとめ

・目安は6ヶ月。ただし大切なのは期間より合計してどれだけ飲んだか
きれいになってからの2ヶ月が再発を防ぐ
・やめたくなったら減量・休薬という選択肢がある
・1ヶ月だけの服用はいちばん結果が出にくい
期間を区切って終われる治療です。一生続けるものではありません

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この記事の監修者

中山 樹 医師
Itsuki Nakayama

資格
日本美容外科学会員/内科学会員/産業医テストステロン治療認定医/再生医療抗加齢学会正会員/日本再生医療学会正会員/厚労省指定オンライン診療研修修了 等

ダイエット診療のプロ
監修医師 中山樹

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