「フォシーガとメトホルミン、両方飲んだほうが痩せますか?」
どちらも当院で扱っている飲み薬なので、よくいただく質問です。
結論からお伝えすると、併用そのものは可能です。ただし「足し算で倍痩せる」わけではありません。それぞれ働く場所が違うので、組み合わせる意味があるかどうかは目的によって変わります。
結論:働く場所が違うので、重ねる意味はあります
2つの薬は、まったく別の場所に効きます。
| フォシーガ (ダパグリフロジン) | メトホルミン | |
|---|---|---|
| 働く場所 | 腎臓 | 肝臓・筋肉 |
| していること | 糖を尿に捨てる | 糖を作りすぎないようにする インスリンの効きを良くする |
| 減量の目安 | 1ヶ月1〜2kg | 全体で1〜3kg程度 |
| 飲むタイミング | 朝(食事と無関係) | 食後 |
| 月額 | 5,980円〜 | 2,980円〜 |
ですので、同じ働きを二重にかけているわけではありません。糖尿病の治療では、この2剤を組み合わせることは以前から一般的に行われています。

ただし、大きな上乗せは期待しないでください
正直にお伝えします。2剤にしたからといって、減り方が2倍になることはありません。
どちらも「食欲を抑える薬」ではないからです。食べる量が変わらなければ、増えるのは1日あたり数十kcalから百数十kcal程度の差にとどまります。
「思ったより地味だ」と感じられたと思います。それでも組み合わせる価値があるのは、別々の理由で体重が戻るのを防げる点にあります。
フォシーガは摂った糖を捨て、メトホルミンは体が糖を作りすぎるのを抑えます。守備範囲が違うので、片方だけより崩れにくくなります。
2剤にする意味があるかどうかは、診察でご相談ください。いまの体重の動き方をうかがえば、1剤で足りるか判断できます。
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・2剤あわせても月8,960円〜
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併用が向いているのはこんな方
| 向いている | 1剤で十分なことが多い |
|---|---|
| マンジャロをやめた後、戻したくない方 | まだ始めたばかりの方 |
| 1剤を3ヶ月続けて物足りなかった方 | 1剤で順調に減っている方 |
| 健診で血糖値も指摘されている方 | 飲み忘れが多くなりそうな方 |
| 注射は使わず、長く続けたい方 | 胃腸が弱い方 |
いちばん多いのがマンジャロを終えたあとの組み合わせです。
注射をやめると食欲が戻ります。その時期を、飲み薬2剤で下支えする、という使い方です。どちらも食欲を触らないので、やめたときの反動がありません。
飲み方は「朝と食後」で分かれます
| いつ | 守ること | |
|---|---|---|
| フォシーガ | 朝1回 | 夜に飲むと夜間の尿が増えます |
| メトホルミン | 食後(1日1〜2回) | 空腹時に飲むと吐き気・下痢が出やすい |
同時に始めるのではなく、1剤ずつ、間隔をあけて始めることをおすすめしています。
両方いっぺんに始めると、体調の変化が出たときにどちらが原因か分からなくなります。先に始めた薬に体が慣れてから、もう1剤を足す。この順番のほうが安全です。

重ねるときに注意すること
2剤に共通しているのが、脱水に弱いという点です。
| 場面 | どうするか |
|---|---|
| 食事や水分がとれない日 (発熱・下痢・嘔吐) | 両方とも休薬してください |
| お酒を飲みすぎた | その日は控える。日常的な大量飲酒は避ける |
| 造影剤を使う検査の前後 | メトホルミンは一時中止。事前にお知らせください |
| 夏場・運動時 | 水分をこまめに。1日1.5L前後が目安 |
フォシーガはケトアシドーシス、メトホルミンは乳酸アシドーシスという、まれですが重い状態が知られています。どちらも脱水と、食べられていない状態が引き金になります。
重ねているときほど、体調の悪い日は休む。これだけは必ず守ってください。
マンジャロとの3剤併用はどうですか?
当院ではおすすめしていません。
マンジャロは食欲をはっきり抑える薬です。そこに2剤を重ねると、食事量が落ちているところに脱水のリスクだけが積み上がります。
マンジャロを使っている間は飲み薬を減らし、やめた後に飲み薬へ移る。この流れが安全で、費用の面でも無駄がありません。
料金
| 薬剤 | 1ヶ月定期 | 3ヶ月まとめ定期 |
|---|---|---|
| ダパグリフロジン5mg | 6,980円/月 | 5,980円/月 |
| メトホルミン250mg | 2,980円/月 | 2,660円/月 |
| 2剤あわせて | 9,960円/月 | 8,640円/月 |
いずれも税込・診察料込み、送料は0円です。参考までに、マンジャロ2.5mgは月16,800円です。2剤あわせても、注射1本より抑えられます。
1剤で足りるか、2剤にするか。体重の動き方を見て判断します。マンジャロからの切り替えのご相談も歓迎です。
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・フォシーガ/メトホルミン/リベルサス/マンジャロをご用意
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よくある質問
Q:同じ時間にまとめて飲んでもいいですか?
メトホルミンは食後が原則です。朝食後であれば、フォシーガと一緒のタイミングになります。ただし朝食を抜く習慣のある方は、メトホルミンだけ昼食後や夕食後にずらしてください。
Q:どちらか1つなら、どちらを選びますか?
目的によります。体重を動かしたいならフォシーガ、費用を抑えて長く続けたいならメトホルミン、というのが大まかな目安です。診察で生活の状況をうかがって決めます。
Q:2剤にしたら副作用も2倍ですか?
出方が違うので単純に倍にはなりません。フォシーガは頻尿や性器のかゆみ、メトホルミンは胃腸の症状が中心です。1剤ずつ始めれば、どちらの影響かが分かります。
Q:血糖値が正常でも飲めますか?
体重を落とす目的での使用は保険のきかない自由診療となります。医師が安全性を確認したうえでのお取り扱いです。
Q:いつまで続けますか?
期限は決まっていません。3ヶ月ごとに見直す進め方をおすすめしています。体重が安定したら1剤に減らす方も多くいらっしゃいます。
まとめ
・働く場所が違うので、併用そのものは可能です
・ただし減り方が2倍になることはありません
・いちばん向いているのはマンジャロをやめた後の維持
・1剤ずつ、間隔をあけて始める
・食べられない日は両方とも休薬
・2剤あわせて月8,640円〜。注射1本より抑えられます
「2剤にすれば早い」ではなく「崩れにくくする」ための組み合わせだとお考えください。
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