マンジャロで痩せない理由とは?改善策をお教えします

2025.06.06   2025.12.29
目次

マンジャロで痩せない理由とは?改善策をお教えします

「マンジャロを使っているのに、なかなか痩せない…」そんなお悩みを抱えていませんか?

話題のGLP-1ダイエット薬「マンジャロ(チルゼパチド)」は、確かに強力な体重減少効果が期待できる薬剤です。しかし、使い方や生活習慣によっては、期待通りの効果が得られないこともあります。

今回は、マンジャロで思うように痩せない理由と、効果を最大限に引き出すための改善策について、わかりやすく解説していきます。

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そもそもマンジャロってどんな薬?

マンジャロの特徴

マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、これまでのダイエット薬とは一味違う画期的な薬剤です。GIP(ジーアイピー)とGLP-1(ジーエルピーワン)という2つのホルモンの働きを同時に活用することで、従来のGLP-1薬よりも強力な効果を発揮します。同じ成分でゼップバウンドという薬剤も販売されています。

どうして痩せるの?

マンジャロが体重を減らすメカニズムは、主に4つあります:

1. 自然に食欲が落ちる
脳の満腹中枢に働きかけて、「もうお腹いっぱい」と感じやすくなります。

2. 満腹感が長続きする
胃から食べ物が出ていくスピードをゆっくりにして、食後の満腹感を長時間キープします。

3. 血糖値が安定する
インスリンの効きを良くして、余分な糖分が脂肪として蓄積されるのを防ぎます。

4. 脂肪が燃えやすくなる
脂肪を分解するホルモンの働きを調整して、エネルギーとして使いやすくします。

実際にどのくらい痩せるの?

大規模な臨床試験(SURPASS試験)では、1年間の使用で以下のような結果が出ています:

  • マンジャロ5mg:平均7.6kg減少
  • マンジャロ10mg:平均10.9kg減少
  • マンジャロ15mg:平均13.1kg減少

ただし、これはあくまで平均値。個人差があることも知っておきましょう。

マンジャロで痩せない6つの理由

1. 薬の使い方に問題がある

用量が足りていない
マンジャロは2.5mgという少ない量からスタートして、効果が感じられない場合には4週間ごとに少しずつ用量を増やしていきます。人によっては最初の低い用量のままでは、十分な効果が期待できないことがあります。

使用期間が短すぎる
「1ヶ月使ったけど効果がない」という方もいらっしゃいますが、実際には3〜6ヶ月は続けてみないと本当の効果はわかりません。

注射を忘れがち
週1回の注射を忘れたり、不規則になったりすると、血液中の薬の濃度が安定せず、効果が半減してしまいます。

2. 食事の管理ができていない

カロリーオーバーしている
マンジャロで食欲は抑えられても、高カロリーな食べ物をちょこちょこ食べていると、やはり痩せません。

栄養バランスが偏っている

  • タンパク質不足:筋肉が減って基礎代謝が落ちる
  • 食物繊維不足:満腹感が得にくい
  • 糖質の摂りすぎ:血糖値が乱高下して脂肪がつきやすい

見落としがちなカロリー
調味料、ジュース、お酒、ちょっとした間食など、「これくらいなら大丈夫」と思うものが積み重なって、意外とカロリーオーバーになっていることも。

3. 運動不足で代謝が落ちている

筋肉量が減っている
特に筋トレをしないでいると、筋肉がどんどん減って基礎代謝(何もしなくても消費されるカロリー)が落ちてしまいます。

日常的に動いていない
デスクワークばかりで階段も使わない、車移動が多いなど、日常の活動量が少ないと、せっかくのマンジャロ効果も限定的になってしまいます。

4. 停滞期(プラトー)に入っている

体が慣れてしまう
体重が減ると、体は「これ以上痩せないように」と自動的に調整を始めます。これは正常な反応で:

  • 基礎代謝が落ちる
  • 食欲を増すホルモンが増える
  • エネルギーを節約するモードになる

この停滞期は誰にでも起こることなので、「効果がなくなった」と諦めずに続けることが大切です。

5. 体質的に効きにくい

個人差がある
同じ薬でも効果の現れ方は人それぞれです。遺伝的な体質、もともとの代謝率、ホルモンバランスなどが影響します。

効きにくい人もいる
残念ながら、10〜20%程度の方はマンジャロの効果を十分に感じられないことが報告されています。

6. 他の病気や薬が影響している

隠れた病気

  • 甲状腺の機能が低い
  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
  • 睡眠時無呼吸症候群

これらの病気があると、どんなにがんばっても痩せにくくなることがあります。

他の薬との相性
特に糖尿病の薬を一緒に使っている場合は、低血糖を避けるために用量調整が必要になることがあります。

効果を最大化する6つの改善策

1. 医師としっかり相談する

定期的な受診を欠かさない
定期的に診察を受けて、以下をチェックしましょう:

  • 体重の変化はどうか
  • 副作用は出ていないか
  • 用量は適切か
  • 生活習慣は改善できているか

用量アップを検討する
効果が不十分な場合は、医師と相談して段階的に用量を増やすことを検討します。ただし、絶対に自己判断で量を変えてはいけません。

2. 食事を見直す

カロリーを把握する
スマホアプリ(あすけんやカロミルなど)を使って、1日何カロリー食べているかチェックしてみましょう。

栄養バランスを整える

  • タンパク質:体重1kgにつき1.2〜1.6g(例:60kgの人なら72〜96g)
  • 食物繊維:1日25〜30g(野菜、きのこ、海藻を意識的に)
  • 良質な脂質:魚や nuts、オリーブオイルなど

食べ方を工夫する

  • ゆっくりよく噛んで食べる
  • 食事時間を規則正しくする
  • 夜遅い時間の食事は避ける

3. 適度な運動を始める

有酸素運動
週に150分以上(1日20分程度)の散歩や軽いジョギングから始めましょう。

筋トレも大切
週2〜3回、大きな筋肉(太もも、お尻、背中など)を中心とした筋トレで基礎代謝をアップ。

日常生活でも工夫

  • エレベーターより階段
  • 一駅手前で降りて歩く
  • 座りっぱなしにならず、こまめに立ち上がる

4. 生活習慣を整える

睡眠をしっかりとる
7〜9時間の質の良い睡眠は、ダイエットの基本です。寝不足だと食欲を抑えるホルモンが乱れてしまいます。

ストレスを溜めない
ストレスがたまると過食の原因になります。趣味や運動でうまく発散することが大切です。

5. 停滞期を乗り切る

メニューを変えてみる
同じような食事ばかりだと体が慣れてしまうので、たまには違うメニューで刺激を与えましょう。

運動の内容を変える
いつものウォーキングを水泳に変えたり、筋トレのメニューを変えたりして、体に新しい刺激を。

焦らず継続する
停滞期は一時的なもの。ここで諦めずに続けることが成功の鍵です。

6. サポートを活用する

家族や友人の協力を得る
一人でがんばるより、周りの人に協力してもらった方が続けやすくなります。

専門家のアドバイスを受ける
管理栄養士による食事指導や、トレーナーによる運動指導を受けることで、より効果的にダイエットを進められます。

他の選択肢もあります

他のGLP-1薬に変更

マンジャロが合わない場合は、他の薬への変更を検討しても良いでしょう:

セマグルチド(オゼンピック/ウゴービ)
週1回の注射で、マンジャロに次ぐ効果が期待できます。

リラグルチド(サクセンダ/ビクトーザ)
毎日1回の注射で、使用実績が豊富です。

経口セマグルチド(リベルサス)
注射が苦手な方には、飲み薬タイプもあります。

外科的治療

BMIが35以上の高度肥満で、薬物療法が効かない場合は、胃を小さくする手術という選択肢もあります。

副作用への対処も大切

よくある副作用と対策

吐き気・嘔吐

  • 少量ずつ頻回に食べる
  • 脂っこいものを控える
  • 必要に応じて吐き気止めの薬

下痢・便秘

  • 水分をしっかり摂る
  • 食物繊維の量を調整
  • 便秘薬や整腸剤の使用

注射部位の反応

  • 注射する場所をローテーションする
  • 冷やしたり保湿したりする

注意が必要な方

以下の方は使用できません:

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 18歳未満、75歳以上の方
  • 膵炎の既往がある方
  • 甲状腺の特定の病気がある方
  • その他、処方医が適切でないと判断した方

オンライン診療という新しい選択

オンライン診療のメリット

通院の負担が軽減

  • 自宅から受診できる
  • 待ち時間がない
  • 全国どこからでもアクセス可能

継続しやすい

  • 定期的なフォローアップが簡単
  • プライバシーが守られる
  • 薬を自宅まで配送

専門的なケア

  • 肥満治療の専門医による診察
  • 包括的なサポート体制
  • 最新の治療法が受けられる

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まとめ:諦めずに続けることが大切

マンジャロで思うように痩せない場合でも、原因を見つけて適切に対処すれば、きっと効果を実感できるはずです。

覚えておきたいポイント

  1. 適切な使い方:用量と期間を守って継続
  2. 生活習慣の改善:食事・運動・睡眠をトータルで見直し
  3. 医師との連携:定期的な相談で治療を調整
  4. 個人差の理解:効果の現れ方は人それぞれ
  5. 安全第一:必ず医師の管理下で使用

マンジャロは確かに強力な薬ですが、「使うだけで痩せる魔法の薬」ではありません。適切な使い方と生活習慣の改善を組み合わせることで、初めてその真価を発揮します。

「なかなか痩せない」とお悩みの方は、ぜひ一度医師にご相談ください。オンライン診療なら、お忙しい方でも無理なく継続的な治療が受けられます。

あなたの健康的なダイエットを、私たちが全力でサポートいたします。


この記事は医師監修のもと作成されていますが、個別の治療については必ず医師にご相談ください。マンジャロは医師の処方が必要なお薬です。

参考文献:

  • Frias JP, et al. Efficacy and Safety of Tirzepatide Monotherapy versus Semaglutide in Patients with Type 2 Diabetes (SURPASS-2). Lancet. 2021.
  • Rosenstock J, et al. Once-Weekly Tirzepatide versus Once-Daily Insulin Degludec (SURPASS-3). Lancet. 2021.
  • Jastreboff AM, et al. Tirzepatide Once Weekly for the Treatment of Obesity. NEJM. 2022.

FAQ よくある質問

Q1:マンジャロを使っているのに、なぜ痩せないのですか?

痩せない原因は一つではなく、薬の量が合っていない、食事のカロリーが消費を上回っている、運動不足で基礎代謝が落ちている、などが考えられます。また、体が省エネモードになる「停滞期」に入っている可能性もあります。

Q2:食事で気をつけることは何ですか?

まずは全体のカロリーを見直し、特にタンパク質や食物繊維を積極的に摂り、糖質を控えめにするなど、栄養バランスを意識することが大切です。アプリなどで食事を記録するのもおすすめです。

Q3:運動は必要ですか?

はい、必要です。有酸素運動(週150分以上)で脂肪を燃焼させ、筋力トレーニング(週2〜3回)で筋肉量を増やして基礎代謝を上げることが、痩せやすい体を作るために重要です。

Q4:体重が減らなくなりました。どうすれば良いですか?

それは「停滞期」かもしれません。体が現在の状態に慣れてしまっているため、食事内容や運動メニューに少し変化を加えて新たな刺激を与えてみましょう。焦らずに続けることが大切です。

Q5:何を試してもうまくいきません。どうしたら良いですか?

まずは、マンジャロの用量調整なども含め、医師に相談してみましょう。
また、甲状腺の病気など、他の原因が隠れている可能性も考えられます。
必要に応じて、管理栄養士やトレーナーといった専門家のサポートを受けるのも有効な手段です。

この記事の監修者

中山 樹 医師
Itsuki Nakayama

資格
日本美容外科学会員/内科学会員/産業医テストステロン治療認定医/再生医療抗加齢学会正会員/日本再生医療学会正会員/厚労省指定オンライン診療研修修了 等

ダイエット診療のプロ

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